2010年 03月 23日
パパ力(ぢから)つけてますか? |
3月20日(土)子育てボランティアの会「もこもこ」講演会、NPO法人 Fathering Japan 代表安藤哲也さんの講演「パパ力(ぢから)つけてますか?」~仕事と育児のハッピーバランス教えます~に参加しました。
「Fathering Japan(ファザーリング ジャパン)」とは、父親支援事業による「Fathering」の理解・浸透こそが「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やし、ひいてはそれが働き方の見直し、企業の意識改革、社会不安の解消、次世代の育成につながり、10年後・20年後の日本社会に大きな変革をもたらすということを信じ、これを目的(ミッション)としてさまざまな事業を展開していく、ソーシャル・ビジネス・プロジェクトです。
ご自身の体験や情報に基づく講演は分かりやすく、面白く、時間がたつのがあっという間でした。
いくつかご紹介すると。
その1「父親になったらOSを入れ替えよう」
古いままだといろんな問題が起こります。あなたは、どう対処していますか?
①少しずつバージョンアップする
②特になにもしない。
②を選んだあなた。
OSが古くかたまったパソコンはどうしますか?強制終了しませんか。夫婦においての強制終了は、離婚をさします。
その2「ごみ出しはごみ袋の移動にあらず」
ごみ出しとは、家中のゴミを集めてまとめるところから、です。玄関から収集場所へ持っていくのは「ごみ袋の移動」です。
家事・育児をこなされる安藤さん、最初から夫婦で分担しながらこられたのかと思いきやそうではなかったそうです。
育児はパートナーに任せきり。ところがある休日、「今日仕事だからよろしく」というパートナーのことば。突然のことに慌てふためく安藤さん。生後10数か月の子どもと二人きり。泣きやまない娘…。夕方戻ってこられたパートナーに、安藤さん、三つ指ついて「参りました」。OSがバージョンアップした瞬間だそうです。
家事・育児を手伝うことで、妻の負担が減り、笑顔が増える、家庭が円満になる・・・ということは想像できると思います。夫婦共働きだから、家事も分担するのは当たり前という方もいらっしゃるとおもいます。中には、夫は妻のため、家庭のために、自分を犠牲にして、と思う方もいるかもしれません。だけど最初は「誰かのため」にはじめた家事や育児も、喜んでくれる家族の笑顔にはまってしまうパパもいるそうです。料理にはまったパパが、「いい食材を手に入れるため」早くスーパーに行くため、仕事の効率がよくなったというお話もありました。
そんなパパのためにママができること。
ママからみたら、パパは無駄におしりふきシートを使ってるかもしれない。
料理を作るといってコンロを油まみれにして、ママの仕事を増やしているかもしれない。
だけどママも最初から手際よく、なんでも完璧にこなせたわけではないですよね。
自分のレベルに合わせて低評価しないでください。
パパたちへ「労力がかからず喜ばれること」もお話くださいました。
なんだと思いますか?
「靴を揃えること」だそうです。
「そろえてやった」と自慢をしないで(ここが肝心!)1週間、続けたら感謝されるそうです。さらには子どもも真似をするようになったそう。
講演の中で私が一番印象に残った言葉。
「授乳が続いている妻に5分でも長く寝てほしい」
話の間と間に、さらりと言われた言葉でした。だけどそう思われる安藤さんは素敵だな、こういう夫婦がいいなと心にしみた一言でした。
安藤さん、もこもこの会のみなさんありがとうございました。
by asakuradanjo
| 2010-03-23 16:53
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